2016年7月の記事一覧
川工だより 第111号によせて
創立80周年を来年にひかえて
昭和12年、本校は川口工業学校としてこの地に設立され、来年度には、創立80周年
を迎えます。
本校の目指す学校像は「地域産業の発展に寄与できる、心豊かな技術者の育成」です。
近年、どこの学校でも「目指す学校像」注目され、「校訓」は忘れられがちですが、本校の
校訓は「誠実・創造・勤労」。皆さんは知っていましたか。
時代は変われど、「誠実・創造・勤労」という創立当時のこの校訓は、本校の現在の「目指
す学校像」と多くの共通点があると考えています。
創立35周年記念誌には「工都川口に若手の技術者をとの意図のもと川口工業は設立さ
れた」、「川工生として誇りと自覚を持ち、川口工業を立派な日本一の工業学校にしようと
努力した」との記述が残されています。事実、多くの本校卒業生が、戦後から高度成長期、
現在に至るまで、「ものづくり立国・日本」を様々な分野で支えてきました。
また、部活動では、昭和40年代から50年代にかけて、野球部の甲子園出場、サッカー
部、バスケットボール部レスリング部等の全国大会出場など、多くの部活動が埼玉県内の
みならず、関東大会・全国大会で大活躍し、輝かしい戦績を上げてきました。往時の実績に
はまだまだ及びませんが、一時の低迷を脱し、様々な部活動が活気にあふれている姿を見
ると大変うれしく思います。
7月、企業の求人活動が開始され、連日多くの企業関係者が本校へ足を運んでくれてい
ます。皆さんには、地元川口産業界だけでなく、多くの方々、卒業生からの熱い期待が寄せ
られています。
皆さん一人一人が、来年創立80周年を迎える本校の輝かしいい歴史と伝統を理解し、
その一員であることに誇りと自覚を持ち、その責任を果たしていってほしいと期待していま
す。
古豪復活へ大きな一歩!
第98回全国高校野球選手権埼玉大会が始まり、県内各地で熱戦が繰り広げられていま
す。
7月10日(日)、川口市営球場第2試合で本校が登場、小川高校と熱戦を繰り広げまし
た。
5人の継投と堅守で再三のピンチをしのぎ、3回に捕逸で奪った1点を死守。
見事、1-0で勝利。
13年ぶりに夏の大会で勝利を飾りました。
本校野球部は、昭和52年夏の甲子園大会にも出場した、知る人ぞ知る「名門であり古
豪」です。
低迷の時代もありましたが、ここ数年、若き闘将高橋監督の指導の下、力をつけて
きました。
この1勝は、古豪復活への確かな第一歩です。
明日、13日(水)、熊谷公園球場での2回戦も期待をしています。