校長だより
令和2年度体験入学
令和2年度体験入学が、8月20日(木)に行われました。暑い中本校に来ていただきありがとうございました。機械科・電気科・情報通信科の体験に120名を越える生徒が参加し、ものづくりの楽しさを学んでいただいたと感じております。 本校の生徒もお手伝いをして、体験入学を盛り上げていました。
また、午後は部活動体験会が行われ、本校の生徒と一緒になって体験していました。当日の体験の内容と部活動の状況をお知らせさせていただきます。
体験入学(電気科)
CAD 電気工事 電子オルゴール 電子ホタル
(機械科)
板金加工 ケガキ→ 機械加工(フライス盤)
鋳 造 CAD 電子工作
情報通信科
LANチェッカー 光ファイバー メール送受信
部活動体験
バレー部 卓球部 サッカー部 機械研究部 野球部
柔道部 剣道部 水泳部 軽音楽部
生徒の皆さんへ2
新型コロナウイルス感染症に対応した臨時休業のため、長期間に渡り感染症拡大防止に協力してくれていることに感謝します。皆さんの協力のおかげで、ようやく学校再開へ向けての道筋が見えてきました。
これだけ長期間、学校を離れていると、学校で勉強することが如何に有意義で楽しいことであったかを実感しているのではないでしょうか。
一人で勉強していても知識を向上させることは出来ますが、先生から教えてもらい、仲間と相談しながら学び合うことによって、知識や経験の幅は大きく広がっていきます。ましてや、本校は工業高校ですから、実習等を通じて様々な実体験を積み重ね、教科書だけでは得られない貴重な経験をしていくことは、何よりも大切なことです。それが始まるまでの間は、前回も書きましたが、自分たちが出来ること、やらなければならないことを、粛々と行うようにしてください。
また、学校再開後は、「新しい生活様式」を心掛けていかなければなりません。自分は大丈夫だ、自分には関係ないという利己的な考え方では、これからの学校生活、社会生活は送っていけません。周囲の人達に配慮し、社会不安を低減させられるような利他的な精神を持ってください。これは、周囲の人に敬意を払い、尊敬・尊重する「リスペクト」の考え方と同じです。
皆さんは、今回の臨時休業等を経験して、自分達が社会や世界を構成している大切な一人であることを実感したと思います。皆さんの行動次第で、世界が良い方向にも悪い方向にも進んでいきます。一人一人が冷静に考え、利他的な精神を持って行動することが、周囲への「リスペクト」に繋がり、社会が安定していく方向に向かって行くはずです。毎日学校に来て勉強や部活動をしているだけでは気づくことが出来なかったことに気がつくことが出来たのであれば、この臨時休業期間は決して無駄ではなかったと思いますし、むしろ、貴重な時間だったと言えるのではないでしょうか。
学校再開後、元気な皆さんと会えることを楽しみにしています。
生徒の皆さんへ
新型コロナウイルス感染症に対応した臨時休業のため、長期間に渡り感染症拡大防止に協力してくれていることに感謝します。幸いなことに、現時点において生徒・教職員に感染者は発生しておりませんが、引き続き、不要不急の外出を控え、自宅においても、咳エチケットや手洗い等の感染症拡大防止対策を行うようにお願いします。
また、4月20日に課題を発送しました。内容をよく確認して、計画的に自宅学習を行ってください。さらに、学校再開後にスムーズに授業が進められるように、教科書等をよく読んでおいてください。
連日、テレビやネットでは、国内や世界中の情報が大量に報道されています。不安に感じてしまう人がいるかも知れませんが、過敏に反応することなく、冷静な判断を心掛けてください。今は、自分たちが出来ること、やらなければならないことを、粛々と行うようにしてください。
その上で、今回の件で、将来、世の中の価値観が大きく変化するであろうことを忘れないでください。皆さんは歴史の転換点を生きているのです。
この点については、以前、川工図書館報「青桐No.44」で紹介した、「うしろめたさの人類学」(松村圭一郎)が参考になると思います。その際の紹介文を掲載しますので、これまでの常識との「ずれ」や「違和感」を手がかりに、「あたりまえ」の世界が、どんなあり方で構築されているのか、一人一人で考えてみてください。
川工図書館報「青桐No.44」「うしろめたさの人類学」紹介文.pdf
進路ガイダンス 「卒業生に学ぶ」
令和2年2月26日、2年生進路ガイダンス「卒業生に学ぶ」が開催されました。
就職や進学をした本校卒業生8名から、それぞれの進路を選んだタイミングやその理由、現在のやりがいや困難な事など、一人一人の素直な言葉で具体的なお話を聞くことが出来ました。スーツ姿や作業着で仕事内容を語っている卒業生を見ていると、職場の皆様方に大事に育てられている様子が目に浮かびました。年度末のお忙しい中、卒業生の派遣にご協力して頂いた企業の皆様方、ありがとうございました。
2年生は、本日学年末考査がすべて終了したタイミングで、多くの卒業生からの大変貴重なお話を聞くことが出来ました。これで3年生へと進級する心の準備が出来たのではないでしょうか。これからそれぞれの進路を選択していきますが、どのような進路を選んだとしても、将来の日本を支える人材として、明るく前向きに進んでいってもらえればと思います。
進路ガイダンス 「先輩に学ぶ」
令和2年2月4日、1年生進路ガイダンス「先輩に学ぶ」が開催されました。
進路実現を果たした3年生から直接話を聞きましたが、1年生は今自分が取り組むべき事は何であるかを認識して、自分自身の将来について具体的に考える切っ掛けになったのではないでしょうか。
3年生の話の中で印象的だったのは、高校生活の内にしておくべき事として、何人かが「読書」と回答していました。社会に出ると教養が必要になってくることがわかってきたようです。3年生の成長も感じることが出来ました。